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北川温泉「ねこさいの日」


北川漁港広場にて4月・5月・9月
毎週日曜日開催 朝9:30~11:00


漁の安全を祈り、大漁を祝い、海に感謝を捧げた後、港の広場で炭火を囲み、とれたての魚をふるまいます。


漁の安全祈願の後、炭火で焼いた新鮮な魚がふるまわれる地元の素朴な行事です。北川温泉へおでかけのお客様はどなたでも無料でご参加いただけます。

 


 

「ねこさい」ってな?に?

ねこさい=根拵網(ねこさいあみ)定置網のことです。
「ね」は、海底などの岩礁のあるところを指します。
「黒根岩風呂」の「根」も「黒根」という海の岩を意味しています。
「拵える(こしらえる)」は、物を建造することです。
「こしらえる」が訛って「こさえる」→「こさいる」になりました。

海底の岩礁に沿った形で仕掛けられた網なので「ねこさいあみ」
さらに省略化されて「ねこさい」・・・というわけです。
北川びとたちは、さらに訛って「ねこせぇー」と呼んでいます。

 

「定置網」ってどんな漁?

魚が障害物に沿って泳ぐ習性を利用した漁法です。
江戸後期から相模湾を中心に行われてきました。

北川の沖合400m・水深60m付近に、幅100m・長さ350mの網が設置され毎朝漁が行われています。
恵まれた地形を生かし、明治37年頃からスタートした北川の定置網漁。
昭和37年頃、ブリが36,000匹も入り、1週間かけて水揚げしたという記録は、
今でも地元の人たちに語り継がれています。
最盛期には80?90人の漁師が12隻の漁船に乗り込んでいたそうです。