
最優秀賞に輝いた稲葉富也さんは、東伊豆町北川温泉の
旅館「望水」の料理長。東京や横浜で10年修行し、伊豆に
戻り、熱海、伊東を含め10年仕事に打ち込んでいる。現在39歳。
「最優秀賞に選ばれうれしい。最近は高単価の食材によ
る料理が多いが、地元でおいしいといわれるアジを使って、
不特定多数の人に安く提供できるものを考えていた」と笑
顔を見せた。
作品の「鰺Na寿司」は「しょうゆをつけずに口の中へ"ポイ"。
わずか15グラム。かむほどにゼラチンと寒天で寄せた土佐しょ
うゆゼリーが徐々に溶け、すしご飯に交ぜた大葉、ごま、ガリ
しょうが、上に載せた薬味との味と香りのハーモニーが絶品」
とアピールする。
「家庭でも十分料理できるものを考案した。これからもお客
さまのニーズを考えた料理に挑戦したい」と稲葉さんは話して
いる。
今後も皆様にお喜びいただけますよう、精一杯努めさせてい
ただきます。 望水調理長/稲葉富也
伊東の特産品を使った新しい名物を提案する「第7回いとう逸品創作フェア」(同フェア実行委員会主催)の第2次試食審査が29日、伊東市東松原町の東海館で開かれた。審査員75人による無記名投票で、入選作品5点の中から最優秀賞(市長賞)に稲葉富也さん=市吉田=の「鰺Na寿司(アジなすし)」が輝いた。審査はまず、東海館来場者50人が、1品ずつ試食して作品1点を選んで投票。続いて、伊東商工会議所の稲葉悦一会頭、佃弘巳市長、稲葉正仁市議会議長ら25人も投票した。審査員たちは作り立ての作品をじっくりと味わい、調理方法などを出品者に尋ねながら、入念に審査した。講評で、実行委員会の大川禮二委員長は最優秀作品について「竹を使った手作りの器が素晴らしい。しょうゆをつけないで、ゼリー状のしょうゆで食べるすしというのもいいアイデア」と述べた。

2005年10月29日(土)伊東 東海館にて