原材料となるチョコレートは本場ベルギー産。ショコラティエたちに一番選ばれているチョコレートで、カカオの香りの生きた最上級のものなのだそうです。「なんといっても生チョコの基盤となる材料なので、やっぱりこだわりますね」と松本さん。
適温に溶かしたチョコレートに生クリームで煮出したダージリンを合わせて作ってゆくのですが、このダージリン、ただものじゃないんです。
使用するのはインド産のファーストフラッシュ(春摘みの若芽)のみ。きれいに青みがかったダージリンの茶葉を、びっくりするくらいたっぷりと生クリームに加えて煮出すと、甘くて、エレガントで、爽やかで・・・なんともいえない良い香りが工房の中いっぱいに広がります。「いろいろな紅茶で試してみましたけど、これに勝る香りはなかったんです。チョコレートの香りを損ねずにさりげなく自己主張できる、ダージリンのこの茶葉が私の生チョコを支えてくれています。」今思い出してもうっとりするくらい、本当に素敵な香りでした。
生チョコが最も美味しく食べられる温度、0℃の冷たさでもカチカチに凍らずなめらかさを保つために水飴を加え、温度管理に気をつけながら乳化させたところで、香りづけのコニャックを少し加えて、板状に広げて冷凍します。
凍ったチョコレートを、ピアノ線を配した機械でカット、ココアパウダーをまぶして「紅茶の生チョコ」の完成です。
「こう話してしまうとすごく簡単に思われますよね〜」と笑う松本さん。いえいえ、シンプルなのに奥深いこの味わいは、やっぱり匠の技。松本さんの生チョコへの情熱がひしひしと伝わってきました。一粒一粒、丁寧に仕上げられるホームメイドの美味しさ、ぜひ一度お試しくださいませ。
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